旅好きギタリストのブログ

旅のプランあれこれ考えるのが大好きな一応ギタリストのバンドリーダーの日記です

元寇

先日、散歩がてら久しぶりに近所の祖原(そはら)公園に立ち寄りました。いちおう祖原山という名前の山というか丘みたいなところが公園として整備されています。標高はわずか33メートルしかありません。ここは1274年(文永11年)に元軍が攻め入ってきた文永の役の激戦地です。やや記述が混乱しているところもありますが、この山に元軍が陣地を築き、主に肥前肥後の武士たちが戦ったのだそうです。肥後の武士で竹崎季長といえば教科書にも掲載されている蒙古襲来絵詞でも有名です。もともとは麁原山と書いたそうですが、いつから祖原山になったのかはわかりません。「麁原」とか読めないし書けないですよね。それはともかく、この「そはら」という地名が訛って(?)現在の福岡市早良(さわら)区という名称につながっているのだそうです。

祖原山の頂上からの眺めです。昔は元軍が上陸した百道浜が見えていたはずですが、いまはビルが立ち並び景観は大きく変わっています。写真の右下に黒い石碑と説明板が写っていますが、文永の役は勝敗の決着がつかないまま元軍がなぜか撤退したことで終わっています。そのあと博多湾沿いに石築地が築かれました。これが元寇防塁で、私の散歩コースにもいくつか見られるので、またブログに書くつもりです。

今日はここまでです。お読みいただきありがとうございました。