旅好きギタリストのブログ

旅のプランあれこれ考えるのが大好きな一応ギタリストのバンドリーダーの日記です

合掌造り集落を訪ねて

11月17日にアップした記事(瑞龍寺訪問)の続きです。新高岡駅近くでレンタカーを借り、白川郷五箇山を巡りました。白川郷岐阜県五箇山富山県ですが、どちらも両県の県境にあるので行き来には時間はそれほどかかりません。明善寺(写真は省略)を見学の後、午前中から少々暑いのですがのんびりと散策を続けます。ここは長瀬家ですが、2001年の屋根の葺き替え工事の様子がNHKで放映されたことで有名で、私もテレビで見た記憶があります。この後、天守閣展望台へのシャトルバスに乗りました。観光客が減っているためバスは間引き運転になっていましたが、運転手さんは親切な方で客が飽きないように白川郷のことをあれこれ教えてくれ質問にも丁寧に答えてくれました。そこで知ったことですが、白川郷では茅(カヤ)にはススキを使うそうです(この地方では葦(アシ・ヨシ)は取れないそうです)。同じイネ科でも藁は吸水性があり屋根葺きには使えない。茅は耐水性があるので屋根葺きに利用するのだそうです。展望台から望む白川郷(よくある写真ですみません)。屋根が東西に向いてほぼ揃っている理由は雪を早く溶かすための知恵と聞きました。展望台から降りてきて白川郷ではいちばん有名な和田家を見学しましたが、財力もある地元の有力者だったようです。2階に上がり屋根の構造も見せてもらいました。釘は使わず縄で柱をしっかりとしばってあります。また、屋根の茅はネソという柔らかい木の枝を利用して固定されています。和田家見学の後、ジェラートのお店に行くつもりでしたが当日はお休みでしたので駐車場に帰る道すがら、どぶろく風アイスクリームを見つけていただきました。なぜか猫の置物が牛の着ぐるみを着ていますね。こちらの合掌造りは最近、屋根の吹き替えをされたばかりだそうで、屋根の断面がまだ新しいのだそうです。これもバスの運転手さんに教えてもらったことです。駐車場に向かう「であい橋」も人影まばらです。この後、五箇山合掌造り集落へドライブしました。入り組んだ県境を越えるので岐阜県富山県を行ったり来たりしながら30分ほどで五箇山に到着しました。五箇山は塩硝製造と「こきりこ節」で有名です。この写真は展望台から見た五箇山菅沼集落です。あまり時間がなかったので五箇山民俗館は外観のみにしました。でも少しお腹が空いたので五平餅をいただきました。焼きたてなので舌をやけどしそうになりましたが、くるみ味噌が塗ってありとても美味でした。最後は相倉集落を散歩し、合掌造り見学は駆け足で終了しました。日本の原風景とも言える景色に心を癒やされましたが、次回はもう少しゆっくり見て回りたいと思える場所でした。ここまでお読みいただきありがとうございました。